マインドフルネス ウォームアップ、「いまここでの自分」を感じ取る力を高めるための体操で、犯罪及び虐待被害者等への心理的・精神的ケアに携わっていらっしゃるヒューマンウェルネスインスティチュートの理事長で心理士の石井朝子さんに提供していただきました。
石井先生は、米国の精神療法家のマーシャ・リネハン博士から直接マインドフルネスの指導を受けられました。
マーシャ・リネハン博士は、仏教の禅を取り入れた認知行動療法を実践している世界的にも有名な認知行動療法家です。
マインドフルというのは、五感をゆたかにして、自分の変化やまわりの変化を細やかに感じ取って、「いまここでの自分」を感じることができるこころの状態です。
マインドフルなこころになるためには、瞑想をしたり、身体を動かしたりして、感情を解き放ちながら、生き生きとした気持ちの動きを感じられるようにするトレーニングが役に立ちます。
そのようにして、今まで抑圧していたものを少しずつでも解放する体験ができると、自分の気持ちの変化やまわりの変化に気づけるようになって、気持ちのコントロールや問題への対処が今まで以上に上手にできるようになります。
マインドフルネス ウォームアップは、精神疾患に悩んでいる人がこころの力を取り戻すためにはもちろんですが、いまの忙しい競争社会のなかでこころの余裕を失いかけている人のこころの健康を守るためにも役に立つはずです。
マインドフルネスを実演されている宮永蘭(New York Broadway Dance Center)さんは、ニューヨークのブロードウェイで長年にわたってミュージカルのダンサーを指導されている方です。
ですから、身体の動きはしなやかで美しく、動きのポイントがよくわかります。
もちろん、専門の方と同じような動きはできないかもしれませんが、映像を参考にしながら少しずつ練習していってください。
それでは、マインドフルネス ウォームアップを実施して、「今ここでの自分」に気づいてみましょう。
無理をしないで自分のペースで練習してみましょう。
収録動画
企画制作: ヒューマンウェルネスインスティテュート
制作協力:宮永蘭(NewYork Broadway Dance Center) 小川岳史(コンガ演奏)